なぜあの店は潰れないのか?⑤ ~過疎?限界集落?に存在する店~

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奥共同店(沖縄・国頭村)。

共同店と言う名の通り、集落の全市民が出し合った資金を元に

共同運営する仕組みを取っています。

そして、店が存続できるのは、販売価格を高く設定しているから。

商品によれば、東京の安売り店に比べ4~6割高い商品もあります。

この店の常連客は、最寄りの繁華街に行けば、もっと安く買い物ができることを

知っています。しかし、現状を言えば行きません。

なぜなら、常連客である高齢客はほぼ車を所有していません。

そのような高齢者が繁華街に行くためには、バスを利用しなくてはならず、

往復で3時間かかります。

奥共同店の事例は、みんなが少しずつ我慢することで、みんなで

生きていくシステム。

この独自のシステムは、共同体の各メンバーが経済合理性を

過剰に追わないことで成り立っています。

みんなが経済合理性を追求したからと言って、社会全体が合理的に

なるとは限りません。

参照:日経ビジネス

【ばたさん語り】

この事例にも衝撃を受けました。

日本の多くで高齢化、過疎化が進んでいく現実。

その一つの解決策になるかもしれないと思った事例です。

ただ、私が住んでいる周辺でも高齢化が進んでいると思いますが、

少し行けばスーパーがあり、また小売店の宅配サービスもあるので

上記事例ほど追い込まれている状況にはないかなと思います。

個人的に思うのは、早く自動運転や無人運転が実現するように

なって欲しいですね。これで、かなりの高齢者の買物難民が

救われることになると思います。

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