商品やブランドと言うのは、時代とともに劣化していくもの。
その為、時代に合わせて、どのように形や内容を変えていくかを考えていく必要がある。
今の高校生は、生まれた時からカップヌードルがあるので、
自分たちのブランドではなく、親のブランドだと思っている。
それを若い人たちにも、自分のブランドだと思ってもらえるように
ブランドイメージを若返らせなければいけない。
若者をターゲットにしたCMを打つと、お客様相談室にたくさんのクレームが
寄せられる。特に、私と同じくらいの年代(団塊世代)からの批判が
非常に多い。
一部の批判を覚悟で意識的にブランドを若返らせていかないと
ロングセラーにならない。
私や取締役にとっては、もう忍耐あるのみ。
安藤宏基氏(日清食品CEO)
【ばたさん語り】
最近のカップヌードルのCM、攻めてるなと思います。
ビートたけしや小林幸子が出ていたCM、日清本社をミサイル攻撃するって
さすがにやりすぎやろと個人的に思いました。
今のCMでも、「アオハル」かよというセリフの意味がわからず
何のことかとずっと思っていましたが、最近、その謎が解けました(笑)
アオハル・青(アオ)春(ハル)=青春(せいしゅん) の意味だったんですね。
上記にあるように、
「商品やブランドと言うのは、時代とともに劣化していくもの」
これ非常に痛切且つ重要な指摘かと思います。
特に、自動車業界、
トヨタのカローラ、
日産のサニー
マツダのファミリア
消えたものもありますね。
数十年作ってきた名前、を消すのはどうなのかと?
本当にえらそうに言えば、長期的視点ではなく
売れるか売れないのかの短期的視点で、
考えてきたから、売れなくなるとその名前を捨てたのではないでしょうか。
私が最初に運転した日産のローレルは本当に居心地の良い車でした。
あんなに内装の良い車は、あの価格レベルでは今でも実現できては
いないのでしょうか。
自らの名前(本名)も、時代のはやりすたりで変えることはできないと思います。
人生にもはやりすたりがあります。
それに合わせて、名前を変えたらどうなるのでしょうか?
芸能人でもない限り、一般的に名前を変えることはないと思います。
自分の名前に対して、信用・信頼がついてくる以上、
商品名も、もっとその名に責任及び重さを備えなければいけないかもしれません。