天竜川の達人の投網は、百発百中。
まず、外れはないが、翌日の漁の出来は前日の準備で、ほぼ100%決まると言う。
達人にインタビューを申し込むと、その達人である漁師から
前の日の夜の10時に来いと言われた。
漁師小屋の2階には、あらゆる道具が揃っているが、
翌日の天気を読み、川の状況を予測して、いかに準備をするか
成功の秘訣はすべて前の晩にあるとのこと。
つまり、できることを前日の準備で、すべて行って、
当日は運任せにしない。
プロが素人と決定的に違う部分は、不確実性をどこまで減らすかに
命をすり減らしていると言うこと。
まぐれではなく、コンスタントに実力を発揮する。
それこそプロのやるべきこと。
天竜川の投網の達人 談
【ばたさん語り】
準備がすべて。
これだけのことかと思います。
ただ、これがいかに難しいか。
準備とは、想定されるすべての状況に備えること。
数年前にはやった想定外などと言うことは、
プロフェッショナルであればあるほど、想定外は潰されていくと思います。
メジャーリーグで活躍して久しい、イチロー選手。
彼の試合前の準備は、有名です。
試合に活躍するために、様々な状況を想定し、トレーニングする。
食事の時間やその他の行動も試合に活躍することを目的に、
そこから逆算して行動していると聞いたことがあります。
会社の会議や得意先へのプレゼンで悩んでいる人も多いでしょう。
そのような場合は、想定される状況を簡単でもいいので
紙に書いてみたら良いのでは。
実際、悩んでいることは100も200もないはずです。
せいぜい5つ程度、10もないでしょう。
書くことによって、たった5つしか悩んでいなかったのかと
自分自身認識できますし、
これが悩みの見える化につながります。
こうして見えた悩みについてどう解決していくかで、
次の段階に進むことができます。
悩んでいることを、紙に書いてみると
意外に少なかったり、たいしたことないことが
多いと思いますよ。