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ありえないタックルを行った日大の選手。
そのタックルを行った後、号泣していたと聞いていますが
自分でもありえないプレーをしたと言う、自覚があったからこそ
号泣したのでしょう。
自分ではやっていけないプレーをやってしまった・・・
なぜ、やってはいけないプレーをやらなくてはいけなかったのか?
当該選手は、高校時代日本代表にも選出されていたと聞きます。
そのような素晴らしい選手が、試合に出ることができないなんて・・・
自分でも、レギュラーで試合に出ることが当たり前だと思っていたのに
試合に出ることができなくなることなんて考えたことはなかったのではないでしょうか。
試合に出ることができるか否か、
それが自らの価値観を支配しており、
試合に出ることができるのであれば、
悪魔のささやき(やってはいけないプレー)を聞いてしまうことも
あるのではないでしょうか。
ここをちょろっとごまかしておけば、今月の営業戦略達成!
この商品を関係会社に押し込んでいけば、自分のノルマはOK!
この検査数値を改竄(かいざん)すれば、自分の目標は問題なし!
このような悪魔のささやきを聞いたことのない人は、
少数ではないかと思います。
正しい方向に進むのか、悪魔のささやきに流されるのかは
通常、悩むこともなく、正しい方向を選択すると思います。
ただ、追い込まれた人間は、正しい方向を選択することが
出来なくなる危険性が高くなると思います。
当該選手も相当追い込まれていたのでしょう。
私も、粉飾を行った経験者として、
この事件はとても考えることになりました。