
上記のグラフは、きゅうりの収穫量と作付け面積の変化を
ほぼ40年に渡って調べたものです。
ちなみに、元になった資料は農水省の統計情報から、私が作成しました。
まあこのグラフを見ると、収穫量も作付け面積も、
見事に右肩下がりと言うのがわかります。
逆に、キロ当たりのきゅうりの価格は、上昇傾向にあります。
私が見るに、新規就農者で流行の作物は、「トマトとイチゴ」のようですが、
トマトを生産していた人がきゅうりもやってみようとなるようですが
すぐ止めるそうです。
その心は、しんどいから・・・
トマトは収穫を毎日しなくてもある程度、調整できるようですが
きゅうりは毎日収穫しなければなりません。
このあたりの大変さがあるのかと。
きゅうりの話に戻ると、
作付け面積は、今後も減少していくのかなと思いますが、
ここ数年で収穫量は、減少しておらず横ばいか増加傾向にあるようです。
これは、きゅうりの専業農家において、土地1反あたりの収穫量が
増加しているのではないかと考えています。
作付け面積が減っても、供給量(収穫量)が増加すれば、
市場価格は下がりますからね。
私の行くスーパーでもきゅうりが1本38円で売られていました。
きゅうりをメインに栽培して独立しようと考えていますが、
その後の展開はどうするか。
専業農家は、多収量を狙ってくるでしょうし、
トマトでもその動きは出てきているようです。
理論上、トマトでは200t/反の収穫ができるような記事を読みました。
機械化等の技術革新できゅうりにもその波は来るはず。
現状、きゅうりの収量は30t/反の収穫があれば、かなりSUPERな
作り手さんです。
どこの世界でも競争が激しいですが、きゅうりの世界も同様です。
特に、今年は相場の値段も安いし・・・
どのように独立して、展開していくか
頭を悩ます日々です。