秋元康氏の語り Part 2

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今の大衆は、どのようなアイドル像を求めていると思うか?

正直、僕は全くわからない。

ただ、見たことのないものを見たいと言う大衆の心理は、

いつの時代も同じだと思う。

例えば、乃木坂46と言う公式ライバルを作ったのも

今までのアイドル界ではあり得ない。

 

スタッフには、いつも予定調和を壊せと言っている。

見る前から、聴く前から分かるものを人は選んでくれない。

アイドルはできない、アイドルだからしてはいけないと言う枠を

取っ払い、予定調和で敬遠されていたその壁を越えていきたい。

 

世界に出ていった際、日本のアイドル文化の強みは何か?

「ガラパコスさ」

1980年ごろ、米国に映画の企画を持って行った。

けんもほろろに断られた。

日本で「着信アリ」と言う、ホラー映画を作った。

すると、米国からリメイクさせてほしいと言うオファーがあった。

秋元康氏 談

 

<ばたさん語り>

どこまで本音を語っているのかわかりませんが、

見たことのないものを見たいと言う心理は真理なんだろうと思います。

人は、日常では得られないものを求めてエンターテイメントを

欲するわけで、そこで見たことのない意外性がなければ

人を惹きつけられないのは明らかかと思います。

 

一方と言うべきか、そしてと書くべきか、「予定調和」と言う言葉を

話されています。

エンターテイメントでは予定調和を壊すことが重要ですが、

日常生活で、予定調和を壊すことは非常に難しい。

 

・決まった道を通って通勤

・スーパーでの買い物の道順は決まっている

・帰宅後の行動は決まっている 等々

これらは予定調和であり、習慣とも言い換えることができますが

これを変えることは、非常に苦痛を覚えるのではないでしょうか。

私もその一人ですが。

 

エンターテイメントでは、予定調和を壊し、

日常生活では、予定調和を守る。

この対比が面白いなと思いました。

 

 

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