香港騒乱で香港を想う

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香港が中国本国への引き渡し条約の件で大荒れになっているようです。

8月5日には、大規模なストが行われ、香港空港も止まったようです。

 

私は、香港の隣の深圳に2003年から2013年まで住んでいました。

年に3,4回は香港に行ったものです。

香港は、中国に返還されるまでは、イギリスが統治していた地域。

やはり、文化や空気感が違うんですよね。

 

香港と聞いて、思い出す出来事を2つほど・・・

 

2004年頃でしょうか、日本にお金を送金するため、

今は三大銀行の一つになっている、赤い銀行に行きました。

私は、中国語が話せますが、

その銀行の窓口のお姉さんが、中国語を話せないんですよ。

 

香港の通用語は、広東語。

中国語(普通語)とは、全く違います。

 

私が驚いたのは、日系デパートの店員でも中国語を

話すことができるのに、日本を代表する銀行の一つの受付窓口が

中国語を話せないと言うこと。

もちろん、日本語は話せません。

 

大銀行も日本を一歩出れば、

こんな対応か~~~い

と思いました。

 

もう一つのエピソード。

これも2004年頃。

 

香港の取引先の女性事務員が香港から深圳に

書類か何かを持ってくるとのこと。

 

普通に聞けば、何のことはない、某番組の

はじめてのお使いでもできる話です。

 

ただ、この女性事務員が、深圳に行くことを

非常に嫌がっていると。

その理由は、危険で何をされるか、

何が起こるか、わからないから。

 

いやいや、日本人の私が、その地に住んでるし・・・

それを聞いて、アフリカの未開地を想像しているのかと

思いました。

 

香港と中国は、一国二制度と言う仕組みのもと、

日本人から見れば、同じ国のように思うかもしれません。

 

私が見るにそれはとんでもない。

香港人は、中国のことを「大陸(タァールー)」と言って

区別します。

 

個人的な実感としても、

深圳から香港に行くときは、イミグレがあり、

外国に行くのと同じ感覚です。

 

話を戻して、取引先日本人上司のたっての希望で、

私がその香港人女性を迎えに行き、彼女が一人にならないよう

アテンドしました。

 

確か、ご飯も奢ったような記憶が・・・・・

 

ま、ほぼ20年ほど前の出来事言うことで、ご笑納ください。

 

 

 

 

 

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