中国における取り締まり

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上海浦東を臨む

大層なタイトルで始めてしまいましたが、

取り締まりと言うことで、中国のインターネットでの取り締まり。

 

私は中国に14年間滞在していましたが、もちろん取り締まられたことは

ございません(笑)

 

インターネット関係で、当時の中国人同僚から聞いた話では、

インターネットに政府批判かそれに類することを書き込んだら、

すぐに警察が書き込んだ本人(中国人)の所に来たそうです。

 

なぜ、そんなことができるのか?

まことしやかに言われているのが「五毛党」の存在です。

 

五毛党とは、数百万?の監視者がネットを徘徊、監視して、中国共産党に

不利益な言動を見つけるとすぐさま通報、削除すると言う行動を取る

人たちのことを言うようです。

 

ちなみに、五毛とは、1元の半分、0.5元(約8円)のことで、批判的な

書き込みを通報すると1件当たり五毛の報酬が払われたそうで、

そこから五毛党の名称は来ているようです。

 

多くのコラムを読んでいると、インターネットに批判を書き込んだら

すぐにしょっぴかれることはあまりないようです。

程度の差はあると思いますが。

 

すぐに連行される書き込みは、集団行為を誘う、煽るような書き込みの

ようです。

例えば、「○○市長の腐敗がひどいので、抗議のため、○○広場に、

○月○日○時集合」

などと、書き込んだら、即、連行されることでしょう。

 

中国共産党が一番恐れているのが、集団行動です。

これは、現状の香港を見ればわかると思いますが、

一度火が付くとなかなか止められず、

その火の粉が中国共産党批判に変われば、

自ら倒れる危険性もある。

 

故に、五毛党などを使って厳しくインターネットを

監視しているのだと思います。

 

監視と言えば、監視カメラの設置台数も中国はエグイです。

中国全土で数えきれないほど、設置されています。

ただ、本当に実働している監視カメラの台数は、

設置台数に比べて、かなり減少すると思いますが。

 

監視カメラの効果は、交通マナーの向上にも役立っているようです。

多くの都市で、交差点に監視カメラが装着されています。

 

信号無視をすると、監視カメラに写されて、罰金が科されるので、

信号無視は激減したようです。

 

上海等の大都市では、交通マナーはだいぶ改善されましたが、

地方に行くといまだにひどいもんだと思います。

 

繁華街のような混んでいるところは、クラクション鳴らしまくりで

うるさいったらありゃしないし、交差点で信号が停電になろうものなら

四方八方から車が突っ込んでくるので、大渋滞。

 

昔は、上海も似たような状況でしたが、3年ほど前の上海で

歩行者が赤信号を待っているのを見た時は、感動しました。

 

 

 

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