
遠い昔ですが、大学卒業後に働いた会社では、
何もすることがなくても、退勤時間に帰ることができませんでした。
私は、その時営業職で、その会社では「数字が人格」などと
言われていた、これ以上ないほどのBLACK会社でしたから、
目標数字も上げず、退勤時間とともに帰ろうものなら、
数字をあげてから帰れ、と言われるのがオチでしたから
何をすることもなく、何かしているふりをして、
職場の雰囲気を見て、帰ってもよい時間(大体22時以降)に
帰宅する生活を送っていました。
それから20数年。
今は、キュウリ農家に勤めています。
今月に入ってから、社員が減少し、
私にかかる負担が増加しました。
現在、仕事量はそれほどではないものの
やはり1週勤務すると、疲れはてます。
箱詰め作業を担当してくれるパートさんたちがいます。
私は自分の仕事が終わった場合、パートさんが作業をしていても
私は先に退勤するようにしました。
私がパートさんたちに、
「先にあがらしてもらうわ」と言うと
パートさんは、「先にあがんのか!?」と
幾分怒気を含んだ声で返されたものですが、
私もしんどく、体調を整えたいので先に帰ってきています。
以前は、パートさんが終わるまでは、
一緒に作業をしていました。
まあ、余裕があれば一緒に作業をして
パートさんの後に社員が帰るという流れが美しいのでしょうが。
私が休むと会社にまあまあ大きな影響が出るので
自分の仕事が終われば上がるようにし、
これぞ「働き方改革」と思ってはみても
後ろ髪を引かれるような思いは消えません。
なかなか難しい問題ですな。