コロナウィルスとSARS ②

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コロナウィルスの蔓延が止まりませんね。

一日も早く、収束することを願うのみです。

 

さて、前回からの続きで、SARSに関して、私はその蔓延している

現場にいました。

 

SARSが流行したのは、2003年。今から17年も前になりますね。

私は2002年の10月末に上海に渡り、深圳で働き口を見つけたので、

深圳に移動したのが2003年の3月。

 

その直後から、SARSが火を噴き、2003年の5月ごろが

ピークだったのではないかと記憶しています。

 

深圳に行った直後から、正体不明の感染病が流行ったので、

家族はもちろん、友達等からも非常に心配されたのを

思い出します。

 

今の新型肺炎では、武漢はもちろん、中国の多くの地域で

実質封鎖されている地域があるようです。

 

私が経験したSARSでは、封鎖されるということはありませんでした。

一番蔓延のひどかった香港では、皆がマスクをして街を歩いていました。

当時、皆がマスクをして歩く光景は異様で、SFのワンシーンかと

言われたほどでした。

 

SARSが蔓延しだした、4月ごろから、ぱったりと日本のお客さんが

来なくなり、仕事が非常に暇になったのを覚えています。

ようやく往来が戻り始めたのは、9月ごろ。

SARS蔓延から半年ぐらいたった頃でしょうか。

 

仮に、今回のコロナウィルスがSARSと同じように

収束に向かうのが半年とすれば、梅雨明けのころ、7月位に

なるのでしょうか。

※あくまで、SARSとの比較で、個人としての意見ということを

付記します。

 

SARSが蔓延している当地にいた私は、仕事は暇でしたが、

普段通りの生活をして、マスクも取り立て装着してはいませんでした。

周囲にも、SARSに感染したということを聞いたことも

ありませんでした。

ただ、バスでの移動時は、マスクを着けて、移動していました。

 

SARSの思い出で、私が一番嫌だったことは、

とにかく華南に滞在している日本人がバイ菌扱いされたことですね。

 

当時、日本に帰国しても、会社から出社するなと言われた。

中国内で移動して、上海に行っても、ホテルで隔離され

別のフロアに泊まらされた等々・・・

もちろん、日本から来る人はいませんし。

 

ただ、今、日本に住んでいる身分として、

この気持ちは非常に理解できます。

得体のしれない、病原菌は怖いし、不安ですものね。

 

自分はつくづく身勝手なものだと思います。

皆さんも手洗い等の励行で、ご自愛ください。

 

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